2015年秋に浜松の実家に帰ってきました。

戻ってきたら、ずっと手入れされてなかった裏庭に手を入れようと思っていたのですが、
帰った早々、予想外な出来事があってそれどころではなくなり、
昨年2016年は、開いたスペースにブルーベリーとレモンを植えるくらいでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

裏庭。
季節が冬という事もあり非常に寂しい・・・。

2017年、年明け早々出展した国際宝飾展も終わり一段楽したので、
まずは庭に数本あるイヌマキを抜く事にしました。
こちらではホソバと言うほうが通りが良いイヌマキ。
子供の頃から庭に植わっていて馴染みがあったのですが、父に枝を伐採されていたり、
枝は残っていても枯れてしまったり、昨年、市内の緑化木センターの人に聞いたら、
夏になって新芽が出てなければもう枯れてるって話だったので、忙しかったのもあって様子見てました。
新しい木を植えたかったけど、まだ生きてるんだったら無理に抜くのも気が引けて。
結局、新芽も出てこなかったので、今年になって抜く事にしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

友達に「木人」と言われてしまったイヌマキ。
もはや何の木なのか。

しかし、いざ取りかかってみると、かなり大変な作業という事が分かりました。
見た目は大木でもなく、幹の太さも直径20cmにも満たないし、
一人でやってもそんなに手間も掛からないだろうとナメてたんですが、
(なんだかんだ言っても枯れ木だし)
実際、幹の周りを掘り返してみると縦横に根が伸びていて、
中には10cm近い太さのものもあり、
それに、とても枯れてるとは思えずしっかりしている。
太いものはノコギリで切ってくんですが、
半ば土に埋まっていることもあり、かなり骨が折れました。

掘り始め。

当たり前ですが、地面の下はどうなってるか分からないんで先が見えない。
とにかく出てきた根を切っては掘り返し、また切るの繰り返し。
シャベルでドサッと掘りたくても根が邪魔なんで、
スコップで少しずつ周りを掘っていく根気のいる作業。
かなりしんどいんですが、変な話、長年庭に植わっていた木を切る罪悪感もあるんで、
苦労する分、そこは少しだけ気持ちが楽になる感じがしました。

作業を進めながら、時折、木を押してみるんですが、最初はまったくビクともしません。
それが、少しずつ根を切っていくうち徐々にグラつくようになり、
それでもなかなか倒れてはくれませんが、最終的に、ノコギリが入らない木の真下に伸びる根に
鍬を打ち込んで断ち切ると倒れてくれました。

 

 

 

 

 

やっと一本目。

根は根元から切られていたものも含めて4本、切ることに必死で考えてませんでしたが、地面に入っていた部分が、かなり大きく、いざ抜いてみると運ぶのも結構大変でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

抜いてみると思っていた以上に大きい。
長い間お疲れ様でした。
なにかしら有効活用できれば良いのですが。

結局、2月から初めて5月のゴールデンウィークまでかかってしまった。
梅雨までには木を植えないと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

穴ぼこだらけの庭、さらに寂しく・・・。といより連続殺人事件の遺体遺棄現場みたいになってしまった。