我が家の裏庭には私の子供の頃から植えられている柿の木があるのですが、
最近まで、ほとんど収穫できていませんでした。
主な理由はヘタムシにやられてしまった為です。
正確にはカキノヘタムシガという虫の幼虫で、
実の中に入るとヘタを残して落ちてしまうので、その名前が付いています。
わたしが実家の浜松に戻ってきたのが、2015年の秋ですが、帰省早々色々あり、
2016年になり落ち着いたこともあって、柿の木の手入れをする事にしました。
周りの人に話を聞くと殺虫剤は必要ということで、2016年には2回散布しました。
結果、収穫できたのは、わずか5個。落ちた柿は150個にはなるでしょうか。
数え始めてからそのくらいにはなりました。
ただし、生理落下といって、木が負担を減らす為に自ら実を落としたりするので、
すべてが虫の影響とは限らないのですが。
その後少し勉強して、幼虫は樹皮の中で越冬するとの事を知り、
秋になってから家にあった茣蓙を巻き、
2017年、IJT出展が終わって時間ができた2月に枝の剪定と粗皮削りをしました。
削る前です。
まるでゴジラみたいにゴツゴツしています。
粗皮削り後。
なんかやたら寒そうです。
枝の剪定もしたのですが、剪定にも色々目的や種類があり、
とりあえず上に伸びた枝を切ったり、交差した枝を切ったりしたのですが、
まだまだ分からない事だらけで、かなり適当。
今までほったらかしだったのに、いきなり枝を切ったり皮を削ったり、
なんか痛々しくて少し不安になりました。
採れました。
今シーズントータル30個くらいでしょうか。
昨年に比べたらすごい飛躍です。
しかも、農薬散布はしませんでした。
ただ、収穫したのは、もう少し多かったのですが、
今年はカメムシにかなりやられて廃棄しました。
カメムシは果実に取り付いて果汁を吸います。
(カメムシにも多くの種類があって全てではありません)
吸われると、その部分は傷んでしまうので食べれません。
なので、柿全体がカメムシの噛み跡だらけのものは廃棄しました。
昨年に比べて多くの柿が落ちずに残ったので、
あとはヒヨドリだけだなぁって思ってたら、とんだ伏兵がいました。
昨年に比べてかなり成果が上がって、来年の楽しみも増えましたが、
剪定以外にも、摘果したり、まだまだやる事が多そうです。
おまけですが、レモンも採れました。
「ジャンボレモン」という商品名なだけに、
ほっといたら、どんどん大きくなってしまったので、
木のことを考えて、他に咲いた花は摘蕾して1個だけ育てました。
レモンというよりグレープフルーツ・・・。
来年はもう少し収穫するタイミングを考えないと。